宇部市の建具ドアのパテ付き中フロストガラス交換修理事例

皆さんこんにちは！窓助ガラス店です！

本日、工事予定の、工場に発注していた中フロストガラスが入荷した為、宇部市にてガラス交換修理してきました！

ガラス交換の現地調査でわかったこと

基本的には建具ドアには、ガラスを固定している押し縁が付いているものですが、今回の建具ドアは違いました。金属パテで固定されていました。金属パテは金属サッシのガラス固定に昔使われていましたが、建具ドアで見るのははじめてなので正直驚きました。

シリコンで接着するコーキングと違い、金属パテは触ると硬く、かなり強力に接着してあるガラスを取り外すにはパテを斫るしかありません。

はじめてみるタイプのガラス納まりなので、まずはどのようにガラス交換できるか現地調査をしっかり行ないました。

色々みていくと、ドア上部に切り込み口があり、そこからガラスをスライドして入れたり外したりできそうでした。ですが、2メートルほどの背の高い建具ドアでしたので、このままガラスを抜き出すと天井に当たってしまいますから、ドアを外す必要があることが分かりました。作業内容としては、パテを斫る→ガラスを切り込み口から取り出す→ガラス交換→コーキング接着、という流れでガラス交換を行なう必要があるということが分かりました。

建具ドアのパテ付きガラス交換の流れ

今回のガラスはパテ付きでガラスのフチまわりが透明な中フロストガラスなので、お見積もりにご了承頂いた後、ガラスを外す作業を行なう必要がありました。というのも、ガラスを外して見なければ、フチまわりの透明部分の幅が分からず、またコーキングと違い金属パテの為、サシガネをガラス溝のコーキング部分に突きさして、ガラスのみこみ寸法を測ることはできないからです。

まずは建具ドアを外し、インパクトドライバーにアタッチメント付きスクレーパーをセットして、大まかに斫りました。つぎにガラス溝に残った細かいパテをノミとカナヅチで斫り、ガラスを取り外します。金属パテは強力にガラスと枠にくっついているため、この斫り作業で2時間かかりました。

ドアを一旦元に戻し使えるようにしてから、外したガラスをガラス加工工場に持っていき、オーダーで同じ寸法や形、同じ中フロストガラスにしてもらうよう依頼し待つこと3週間、本日ガラスが納品された為、ガラス交換することができました。パテは撤去しコーキング施工になったので、次割れても今回のように時間のかかるパテ撤去はありません。次からは3分の１の時間でガラス交換ができるようになります。

コーキング色に悩みましたが、建具ドアの色に合わせアイボリー色でコーキングしました。ちょっと写真の写りが悪く見えにくいですかね。。

かなり時間や手間はかかりましたが、無事異形カットガラスのパテ納まり、中フロストガラスの交換が完了しました。

ありがとうございました。