FIX窓網入りガラス交換修理【コーキング施工】

本日は専門学校の防火ガラス(網入りガラス)を交換修理してきました!

皆さんは防火ガラスについてご存知でしょうか?写真のようにガラスの中にワイヤーが入っているガラスは、一般的に網入りガラスと呼ばれ、建物の用途や設置場所によっては防火設備として指定されていることがあります。

このワイヤーは、火災時にガラスが急激に崩れ落ちにくくすることで、破片の落下や飛散を抑え、開口部から炎が回り込みにくい状態を保つ役割があります。そのため、割れた際に指定外のガラスへ勝手に変更してしまうと、建物の基準に合わなくなる可能性があるため注意が必要です。

コーキング撤去

今回、網入りガラスの交換をする箇所は、FIX窓です。

FIX(固定された)窓という意味で、ガラスの交換は通常の引違い窓より作業工程が多く、少々大変です。

FIX窓のガラスはゴムパッキン(グレチャン)またはコーキングにより固定されていますが、鉄筋コンクリート造などビル系のFIX窓は、コーキング施工になっていることが多いです!

今回はビルの窓なのでコーキング施工。まずはカッターナイフでコーキングを切っていきます。切り方のイメージは、刃をガラス面側で一周 → 次に枠に沿わせて一周。これを室内側・室外側の両面で行ないます。

押し縁外し

コーキングを撤去したら、ガラスが外れないように付いている押し縁を外していきます!押し縁は字の通り「押すと外れる縁」なのですが、一般住宅のFIX窓に比べて、ビル系サッシの押し縁は総じて固いです。

そのため、枠と押し縁の隙間にスクレーパーの先を差し込み、写真のようにテコの原理を利用しつつ外していくことが多いです!

押し縁清掃

外した押し縁には古いコーキングが付着しているため、次のコーキングが綺麗に乗るように、残っているコーキングはしっかり取り除きます!

ガラス撤去

ここまでやって、ようやくガラスが外れる状態になります。

ガラス設置

次に、取り外したガラスサイズに合わせて新しいガラスをカットし、吸盤を付けてガラスを設置していきます。ガラスを設置したら、すぐに押し縁を入れ直し、まずはガラスが外れない状態にしておくのが先決です!

バックアップ材仕込み

ここからコーキングの下準備に入ります。写真のようにガラスと枠の間には隙間ができ、ガラスが安定しないため、まずはバックアップ材を入れてガラスの仮固定をします!

バックアップ材も、丸棒(マルカイ)のような丸い棒タイプや、角バッカーという四角タイプがあります。ガラス溝の幅・深さで使い分けたりサイズを変えますが、実際は職人によって感覚的な部分もあります。

コーキング打設

次にマスキングテープをガラス面・枠側の両方に貼ります。室内側、室外側の両方にコーキング材を隙間へ流し込みます。コーキングはサーッと表面を埋めるのではなく、感覚的にはガラス溝の奥までしっかり押し込むイメージで打ち込みます!

ヘラでならす

ガラスコーキング用に加工した金ヘラで、コーキングを綺麗にならしていきます。一回目はぐるっと一周軽くならし、二回目でしっかりヘラ先がマスキングの端に当たるように滑らせて仕上げます。ヘラでならした後はテープを剥がして、コーキング施工の完了です。

バックアップ材でガラス固定 → マスキング → コーキング → ヘラでならす → マスキング剥がし。この工程だけで30分はかかります。

FIX窓のガラス交換には、ガラス採寸の精密さやコーキング技術など、ガラス修理の基礎や醍醐味が詰まっていて、ガラス修理の登竜門のような内容かもしれませんね(笑)

ガラス交換完了

これでガラス交換の完了です!

作業時間は1時間30分でした!長くなりましたが最後まで見て頂きありがとうございました!

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