ガラス屋あるある⑯|真空ガラス交換より内窓をおすすめする場合と、そうでない場合

ガラス屋あるある⑯|ガラス交換より内窓の方が良いこともあります

ガラス交換のご相談では、「断熱のためにガラスを高性能なものへ交換したい」というご要望をいただくことがあります。

もちろん、真空ガラスやペアガラスへの交換が向いている場合もあります。

ただし、窓の形状やガラスの枚数によっては、ガラス交換より内窓の方が良い場合もあります。

出窓の断熱方法としてガラス交換と内窓を比較するガラス屋のイメージ

出窓はガラスが複数枚あることがあります

例えば、断熱目的で出窓の窓ガラスを真空ガラスへ交換したいというご相談があります。

出窓には、正面の引違い窓と左右の袖ガラスで構成されているものがあります。

また、正面の開き窓2枚と袖ガラス2枚のようなタイプや、変形出窓のように複雑な納まりになっているものもあります。

このような場合、ガラス交換では1つの出窓に対して複数枚のガラスを製作・交換することになります。

変形出窓はガラス交換の手間が増えることもあります

出窓の中には、つきあわせガラスと呼ばれる構造があります。

これはコーナー部分でガラス同士を突き合わせて納めているもので、一見すると三角形のガラスに見えても、実際には2枚のガラスで構成されている場合があります。

つきあわせガラスの場合、ガラスを入れ替えるだけでなく、コーキングの撤去や打ち替えが必要になることがあります。

また、納まりも緻密なため、ガラスの位置調整や仕上げに手間がかかる場合があります。

内窓なら1セットで窓全体をカバーできる場合があります

内窓は、今ある窓の内側にもう一つ窓を取り付ける工事です。

出窓の形状によっては、ガラスを複数枚交換するのではなく、内窓1セットで出窓全体をカバーできる場合があります。

そのため、真空ガラスを複数枚交換するより、内窓の方が施工費を抑えられる場合もあります。

ただし、窓の大きさや取付スペースによって変わるため、すべての出窓で内窓の方が安くなるわけではありません。

アルミサッシ部分から熱が逃げていることもあります

出窓によっては、ガラス面だけでなく、縦桟などのアルミサッシ部分が多いものがあります。

ガラス面積と同じくらいアルミ部分が多い場合、ガラスだけを高性能にしても、アルミサッシ部分から暑さや寒さが伝わりやすいことがあります。

そのような場合は、ガラス交換よりも、内窓で窓全体を断熱した方が良い場合があります。

真空ガラスが向いているケースもあります

一方で、内窓より真空ガラスへの交換が向いているケースもあります。

例えば、ガラス面そのものの結露が気になる場合や、内窓を取り付けるスペースが十分にない場合です。

また、窓まわりの見た目を大きく変えたくない場合も、既存サッシを活かした真空ガラス交換が選択肢になります。

現場を見ないと、お得な方法は分かりません

窓の断熱方法には、真空ガラスへの交換、ペアガラスへの交換、内窓の取付、サッシ交換など、いくつかの選択肢があります。

どの方法が良いかは、窓の形状、ガラスの枚数、サッシの状態、結露の出方、ご予算によって変わります。

そのため、ガラス交換のご相談でも、現地を確認したうえで内窓の方が良いと判断した場合は、内窓をご提案することがあります。

単純にガラスを交換するだけでなく、費用面や断熱効果を含めて、お客様にとって良い方法をご提案いたします。

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