ガラス屋あるある⑬|ペアガラスの中に水が入った?
ペアガラスのご相談で、「ガラスの中に水が入っているように見える」「拭いても取れない曇りがある」と言われることがあります。
その場合、ガラスの表面ではなく、ペアガラスの内部で結露している可能性があります。

ペアガラスは2枚のガラスでできています
ペアガラスは、2枚のガラスの間に空気層を持たせたガラスです。
この空気層によって、1枚ガラスよりも熱が伝わりにくくなり、断熱性や結露軽減につながります。
表面の結露と内部結露は違います
ガラスに水滴がついている場合、まず確認したいのは「どこに結露しているか」です。
室内側の表面に水滴がついている場合は、室内の湿気や温度差が原因で起こる一般的な結露です。
一方で、ガラスとガラスの間に水滴や白い曇りが出ている場合は、ペアガラスの内部結露の可能性があります。
ガラスの中に水が入ったように見える原因
ペアガラスの内部結露は、ガラスの周囲を密閉している部分の劣化などにより、空気層の中に湿気が入り込むことで起こります。
最初は薄い曇りのように見え、進行すると水滴や水がたまっているように見えることもあります。
表面を拭いても取れない曇りや水滴がある場合は、ガラスの内部で発生している可能性が高いです。
内部結露は掃除では直りません
室内側や室外側の表面についた結露であれば、拭き取りや換気、除湿で改善できる場合があります。
しかし、ペアガラスの内部結露はガラスとガラスの間で起きているため、外側から掃除しても取ることができません。
この場合は、ペアガラスそのものの交換が必要になります。
サッシごと交換しなくても直る場合があります
ペアガラスの内部結露が起きた場合でも、必ずサッシごと交換しなければならないわけではありません。
サッシの状態に問題がなければ、ガラス部分だけを新しいペアガラスに交換できる場合があります。
ただし、ガラスの厚み・サイズ・スペーサーの種類・Low-Eガラスの有無などを確認して、同等品または後継品で製作する必要があります。
ペアガラスは現地確認が必要です
ペアガラスは、見た目だけでは正確な仕様が分かりにくいガラスです。
透明に見えても、Low-Eガラスやアルゴンガス入り、厚み違い、型板ガラスとの組み合わせなど、さまざまな仕様があります。
そのため、ペアガラスの交換では現地でサイズや構成を確認したうえで、製作・交換を行います。
ペアガラスの中に水が入ったように見えたら
ガラスの中に水が入ったように見える場合や、拭いても取れない曇りがある場合は、内部結露の可能性があります。
室内側・室外側の表面結露なのか、ガラスの中で起きている内部結露なのかによって、対処方法は変わります。
気になる症状がある場合は、現地で確認したうえで、ガラス交換が必要かどうかをご案内いたします。
