ガラス屋あるある⑨|「ガラスも値上がりしてるの?」と言われる話

ガラス屋あるある⑨|「ガラスも値上がりしてるの?」と言われる話

ガラス交換のご相談をいただく中で、時々このように聞かれることがあります。

「ガラスも値上がりしてるの?」

以前ガラスを交換したことがある方から、「前に交換したときは、もう少し安かったよね?」と言われることもあります。

実際に、建築用ガラスや施工に必要な資材の価格は、ここ数年で大きく変わっています。

2021年以降の建築用ガラス価格改定とガラス交換費用が昔より高くなった理由を説明する漫画

今回は、ガラス交換が以前より高くなっている理由について、ガラス材料の価格改定と実際の施工内容の両方からご説明します。

ガラスも実際に値上がりしています

数年前と比べて、ガラス交換の費用が高くなっているのは事実です。

以前の価格も、その当時の材料価格や施工条件に基づくものでした。しかし現在は、ガラス本体だけでなく、シーリング材・副資材・燃料費・運搬費・人件費なども上がっています。

そのため、4年前や10年前の金額を、そのまま現在のガラス交換に当てはめることが難しくなっています。

2021年以降、建築用ガラスは何度も価格改定されています

ガラスの値上がりは、当店だけの事情ではありません。国内の大手ガラスメーカーからも、建築用ガラスの価格改定が繰り返し発表されています。

  • 2021年10月1日納品分から(AGC)
    フロートガラス・ミラー15〜20%、網入り板ガラス・型板ガラス30%、建築用加工ガラス10〜20%の価格改定。
    AGC株式会社の公式発表
  • 2022年10月1日納品分から(AGC)
    フロートガラス約40%、型板ガラス・網入り型板ガラス約35%、網入り磨き板ガラス約30%、建築用加工ガラス主要製品25〜30%などの価格改定。
    AGC株式会社の公式発表
  • 2025年12月1日納品分から(AGC)
    フロートガラス約10%、型板ガラス・網入りガラス約15%、建築用加工ガラス15〜20%などの価格改定。
    AGC株式会社の公式発表
  • 2026年1月1日出荷分から(日本板硝子)
    板ガラス製品10〜25%、鏡製品20〜25%、建築用機能ガラス製品15〜20%の価格改定。
    日本板硝子株式会社の公式発表
  • 2026年7月21日納品分から(AGC)
    フロートガラス・型板ガラス約20%、網入りガラス約15%、建築用加工ガラス10〜15%などの価格改定。
    AGC株式会社の公式発表
  • 2026年10月1日出荷分から(日本板硝子・予定)
    板ガラス・鏡製品10〜20%、建築用機能ガラス製品10〜15%の価格改定が発表されています。
    日本板硝子株式会社の公式発表

2026年だけでも、日本板硝子は1月に価格改定を実施し、10月にも再度価格を改定する予定です。AGCも2026年7月に価格を改定しており、建築用ガラスを取り巻く価格環境は現在も変化しています。

※上記は各メーカーが公表した価格改定率です。改定率を単純に足した数字や、当店の工事料金が同じ割合で上がったことを示すものではありません。

ガラス交換の費用は、ガラス代だけでは決まりません

ガラス交換の金額は、ガラスの大きさだけで決まるものではありません。

  • ガラスの種類や厚み
  • ガラスの大きさや重量
  • グレチャン施工・コーキング施工などの固定方法
  • サッシの形状や取り外し・分解に必要な作業
  • 作業場所や搬入条件
  • 受注生産品かどうか

見た目が同じくらいの大きさでも、透明ガラス・網入りガラス・ペアガラスなど、ガラスの種類が違えば材料価格は変わります。

また、前回は小さな腰高窓、今回は大きな掃き出し窓というように、施工条件そのものが異なる場合もあります。

施工に必要なものも値上がりしています

ガラス交換に必要なのは、ガラス本体だけではありません。

  • シーリング材
  • グレチャンなどの副資材
  • 養生材
  • 工具や消耗品
  • 燃料費や運搬費

こうした施工に必要な費用も上がっているため、昔と同じ金額で同じ作業を行うことが難しくなっています。

現在のガラスと施工方法を確認してお見積もりします

MADOSUKEガラス店では、電話だけで確定金額をお伝えするのではなく、現地でガラスの種類・サイズ・固定方法・サッシの状態を確認したうえで、作業に必要な総額をご案内しています。

作業前に総額をご案内し、その金額にご納得いただいた場合のみ作業を行います。

現地確認後にお断りいただいても、見積もり料金やキャンセル料金はかかりません。

地元のガラス屋から一言

「前はもっと安かった」というお話は、決して間違いではありません。

ただ、現在はガラスも副資材も、数年前と同じ価格ではなくなっています。さらに、同じガラス交換に見えても、ガラスの種類や施工条件が違えば必要な費用も変わります。

昔の金額だけを基準にするのではなく、現在の材料価格と実際の施工内容を確認し、責任を持って正確な見積もりをご案内することが大切だと考えています。

ガラス交換をご検討中の方は、まず現在設置されているガラスとサッシの状態を確認させてください。

ガラス修理のご相談 土日祝も対応|8:00〜20:00
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